健康とは、進化しつづけること
- Shigeru Nishikawa
- 6月20日
- 読了時間: 2分

健康って、「若い頃のからだを、できるだけ長く保つこと」だと思っていませんか?
でも、ちょっと待って。ご一緒に、この愛らしいからだを見つめてみませんか。
10代の自分と、20代の自分。
20代と、30代。。。
そこには、たしかに「手放していくもの」がありました。
でも——本当に、失うだけだったでしょうか。
あの頃にはなかった、呼吸のリズム、落ち着き。
あの頃には見えなかった、視界のレイヤー、景色。
あの頃には感じられなかった、皮膚で受けとる、優しさ。
わたしたちは、何かを手放しながら、新しい自分を受け取ってきたはず。
だとしたら——
60代には、60代だからこそ咲く生命がある。
70代には、70代にしか育たない叡智がある。
80代にも、90代にも、まだまだ誰も知らないからだの可能性が、静かに眠っているのではないでしょうか。
たとえば、脳の奥深くにある「松果体」という、小さな神秘の器官。
ある時期を迎えると、長い眠りから目覚めるように、そっと働きを変えはじめると言われています。
からだは、わたしたちが思っているよりずっと、絶え間ない変化のうねりのなかで、豊かに呼吸しています。
だからこそ、です。
過去のからだを基準にしてしまうと、いのちが次の季節へ歩みはじめた、その変化までも、「衰え」や「病気」と呼んで、悲しんでしまう。
でも、それは本当に衰えなのでしょうか。
桜が散るからこそ、夏の青葉が生まれるように。
夏が終わるから、紅葉が燃えるように。
からだも、おなじ。
90代の健康は、50代の健康とは違う。
100歳の健康は、90代ともまた違う。
その年代、その方にしか咲かない生命が、確かにある。
「同じままでいたい」と流れをせき止めるほど、からだは、すこしずつ硬くなっていきます。
今のからだを、今のまま
味わう。
明日は、また新しいわたしに会う。
整う → 溢れる → 広がる。
健康とは、止まることではなく、いのちという大河が、たえず揺らぎ流れていること。
だから——安心して、ゆだねてみてください。
いのちは、いつだって、わたしたちが思うよりも、ずっと豊かで、ずっと美しい。




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