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Tel:048-988-0905 にしかわオステオパシー
変形性ひざ関節症について
ひざは、ふとものの骨である大腿骨、すねの骨である脛骨(けいこつ)、おさらの骨である膝蓋骨。この3つから成り立っています。このうち大腿骨と脛骨、大腿骨と膝蓋骨,の間には軟骨があり、その周囲には関節液が満たされています。これらがひざのショッキングアブソーバーの役目をしています。この軟骨が磨り減り、関節が変形していくことを、変形性ひざ関節症と呼びます。
さてひざが痛む原因は、一般的に、このひざの軟骨の磨り減りが原因とされていますが、実際の臨床で数多くの症例をみていきますと、そうではないように思います。痛みの症状が出ている側が動きすぎ(ハイパーモビリティ)痛みの出ていない側がロックして動かなくなってしまっている(ハイポモビリティ)。このパターンが一番多いように思います。反対側のひざを整えると、負担がかかっていた側の痛いひざの腫れがひくことが多いです。結果痛みも無くなっていきます。
さらに深く身体を考察、検査していくと、反対側の膝が硬くなった原因は、同側の卵巣の緊張にあったり、結腸にあったりします。
この疾患の特徴は、少しづつ症状が進むため、我慢をしてしまう方が多いことです。しかも高齢になると、症状を支えている歪みが複雑になり、治そうというエネルギーが低下します。歩くときのひざの痛みやそれに伴う歩きづらさは40代で、その深刻さを自覚する必要があります。(40代勝負!臨床経験上、40代、50代でご自分のお体と向き合ってケアされている方は、不思議とこのOA(膝の変形によるとされる痛み)はでません)
歩くときに出る少しのひざの痛みは、大きくバランスを崩していることの徴という ことに気づかないといけません。
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