top of page
Tel:048-988-0905 にしかわオステオパシー
耳鳴りについて
耳鳴りの原因として、メニエール氏病、中耳炎、突発性難聴、聴神経腫瘍、などの診断がはっきりつく場合とよくわからない場合があります。
しかし、原因がわかったとされる前者も、慢性的な症状の場合決定的な治療法は総じてなく、耳鳴りは、わかりづらい。治しづらい。我慢するしかない。悩んでいるうちに慣れてしまった。そんなやっかいな慢性疾患の代表だと思います。
というのも、原因は耳ではなく、聴覚神経とつながる、脳に原因がある、ということがまだ一般的に認知されていません。
高い音域を聴きとる神経細胞が壊れやすく、そこを補おうとして高音域を聴く中枢、大脳聴覚野が頑張りすぎ、過興奮してしまいます。そのために、キーン、という高音域が大脳により作り出されます。
いわゆる脳の幻聴です。
幻聴と言って、連想するのは、統合失調症、強迫神経症などに起こる幻聴です。これらは同一ではありませんが、共通するのは脳の疲労です。
もしかすると耳が遠いこと、耳鳴りと脳の疲労は繋がっているかもしれません。
そこで当院は以下のような目標をたてています。
・聴神経、脳の器である、頭蓋骨を整え、脳・神経系のストレスを取り除く
・脳・頭部の土台である、胸郭、横隔膜、骨盤底隔膜、足首などのバランスをチェックする
・脳への血液、リンパ、髄液の流れを上げるための適切体温を目指す
・その方のエーテル体、感情体などのエネルギーバランスを見て、左右差などバランスを整える。
これらはラベルとして、どんな疾患名がついても、とても大切なことです。からだのつながりをよくして、水が流れやすいからだをつくっていきます。
0048(988)0905 にしかわオステオパシー
具体例
[プロフィール]
年齢 60代
性別 女性
主訴 耳鳴り(時間帯により増減があるが、左耳にキーンっといった不快音がある。時に、ジーッとせみが鳴くような音も出る)
備考
・血圧が高い
・左肩が痛むときがある
・不眠。夜中に目が覚めてしまう
・仕事のストレスの大きさにより、耳鳴りが増減するような気がしている
[筋反射テスト、触診など徒手検査でわかったこと]
・松果体、視床下部、甲状腺、副腎、卵巣など内分泌系の広域な機能不全
・抑うつ反応(+)
・尾骨神経、第1仙骨神経に神経の芽(硬結)
・肺に重金属の過剰
・下大静脈に過緊張(腎静脈との交差部)
・耳介リンパ節、鎖骨下リンパ節にうっ滞反応
[使用した手技]
・リンパ節のカウンターストレイン
・抑うつが軽減するための各種手技
(視床下部ポイントへの刺激、神経血管反射など)
・神経マニプレーション
・松果体リリースなど
[経過]
1ヶ月5回の施術で、耳鳴りが5割に減り、2ヶ月9回目の施術で、静かな時耳を澄ませば2割ほど聞こえる、ということでした。実質的にはもう気にならなくなったということでした。
今の方の場合は尾骨神経、仙骨神経のマニプレーションをした時に、リンパの緊張が大きく改善され、耳鳴りもその場でグンと軽減する、という反応が見られました。
知覚神経がいかに循環器系、内分泌系と繋がりが深いかを痛感させられたケースです。
bottom of page