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「治そう」とすることを、あきらめた先に。

  • 執筆者の写真: Shigeru Nishikawa
    Shigeru Nishikawa
  • 17 時間前
  • 読了時間: 2分


「今日は腰が疲れているから、骨盤を整えて休もう」

わたしは夜寝る前に必ず自分自身を施術(ケア)します。


最初はどうしても「コリ」や「滞り」が目につき、そこを緩めることから入ることが多い。「ああ、ここが詰まっているな」「ここを動かさなきゃ」

でも、面白いのはここからです。

目標に向かって丁寧に、ただ寄り添い続けていると、ある瞬間、ふと自分の思考を超えて、身体が勝手に動き出すのです。寄り添い続けているものは思考ではないよ、「ココダヨ」と教えてくれているような、そんな感覚になるのです。


それは、自分の意志でコントロールすることを手放し、身体が本来持っている大きな流れに、「降参」するような感覚。

すると、あんなに頑固だったコリや緊張が、ふっと緩み始める。 バラバラだったきしんでいた空間が丸くなり、心地よいハーモニー(共鳴)に変わっていく。 「頑張る閉じた身体」が、「ただ感じる拡がる身体」へと還っていく瞬間です。


わたしの施術室は、完璧な人間が完璧な癒しを提供する場所ではありません。 わたし自身も日々、自分の内側にある滞りと向き合い、揺れながら、最後にはその静かな調和へと着地するプロセスを繰り返しています。


ですから、当院に来られる方も、どうか身構えないでください。 「早く治さなきゃ」「もっと成長しなきゃ」という重たい荷物や焦りは、ここではいりません。

ただ、静寂のなかに「遊びに行く」ような、そんな軽やかな気持ちでいらしてください。


あなたが自分を「治そう」とすることを少しだけお休みできたとき。 あなたの生命が本来持っている、元に戻ろうとする力が、静かに、力強く目覚め始めます。

そのいのちの響き合いの瞬間に、ご一緒できることを楽しみにしています。


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